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ヒトデ君、早朝お散歩日記。2020/06/08

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理想の生活って考えたことある?

僕はね、ある

あれは会社員時代、日曜日の夜、「明日会社やだよぉ~~~~」とか思いながら布団に入るも寝つけずに、半ば現実逃避的に考えたのだ

ざっくりこんな感じの内容だった

 

朝6時、目覚ましを使わずに、自然と目が覚める

朝日を感じながら散歩をする。犬がいればより良い

シャワーを浴びて、コーヒーを入れる

朝ごはんを食べたら、午前中は集中して仕事(それも自分が「好きな」仕事)

午前中いっぱいで仕事を終えて、午後は自分の趣味の時間

早めの時間に湯船につかり、日付が変わる前にはぐっすり眠るのだ

 

突っ込みどころはあるものの、良い生活だとは思った。それから数年経ち、僕はというと会社を辞めて独立した

不安定ではあるものの、少なくとも時間や場所や人の制約は受けない暮らしになった

まさに理想的。「安定」など、求めてはいないのだ

そう、自分が求めているのは「自由」。ただそれだけ

では、そんな自分がどんな暮らしをしているかというとこんな感じだ

 

14~16時に起床。布団の中でウーバーイーツを頼む

ウーバーイーツを食べつつ、だらだらする。主にスプラトゥーンとかをする

良いかげん仕事せんとなとか思いながらもツイッターに勤しむ

ようやく重い腰をあげてダラダラと仕事

おなかがすいて、ウーバーイーツ(気が向いたらコンビニに行くこともある)

だらだら仕事しながら、たまにゲームしながら、朝日が昇ったのを確認しつつ寝る

 

 

ダメじゃん!!!!!!!!

 

全然ダメ!!!!!!

実際のところ、この暮らし良いじゃん! と思う人はいると思う。僕もぶっちゃけそんな嫌いではない

でもダメ。ダメなのよ。これはあくまで制約の中でやるなら問題無いの

例えばたまの土日、たまの長期休暇、人生に数回の大学生の春休み、そういう終わりの見える中でやるならいいの

でもね、この部分が日常なわけで

それが日常になるとヤバいのよ。怠惰なのよ。アメストリスの地下で国家錬成陣のための「円のトンネル」を掘りつづけていた最速のホムンクルスなのよ

 

これは、なんとかせんといかん

 

そんな風に思っていたところ、昔の理想の暮らしメモを見つけたわけ

 

朝6時、目覚ましを使わずに、自然と目が覚める

朝日を感じながら散歩をする。犬がいればより良い

シャワーを浴びて、コーヒーを入れる

朝ごはんを食べたら、午前中は集中して仕事(それも自分が「好きな」仕事)

午前中いっぱいで仕事を終えて、午後は自分の趣味の時間

早めの時間に湯船につかり、日付が変わる前にはぐっすり眠るのだ

 

 

これ、やるしかない

 

もう、やるしかない。やるしかねーよ。俺、やるよ

でも、朝6時に起きるのはムズい。どちらかというと寝る時間だ。まあまあ早寝するときの就寝時間。これをなんとかしないといけない

 

というわけで、1回徹夜してみた

 

意外となんとかなった。徹夜。というわけで、その日の夜9時前には就寝し、理想通り、朝5時に起きる生活を手に入れたのである

これが、今朝のことだ

というわけで、僕ヒトデは意気揚々と「散歩」にでかけた

はじめてのさんぽ

改めて考えると、散歩ってなんなの?「散」「歩」だよ?? 適当感が凄くね??

というわけで、僕はというと現代人なので散歩をググったりしてみた

散歩とは、気晴らしや健康などのために、ぶらぶらと歩くことである。

散歩│wikipedia

あ、なんだ。簡単だったわ。散歩

というわけで、適当に歩いてみる

引きこもりなので、ぶっちゃけ家の周りのことすら良く把握していない。家からコンビニのルートくらいしか知らない。あえてそのルートを外れて、適当に知らない道を歩く

早朝の空気は想像以上に気持ちよく、人もたま~に老人が同じく散歩してるくらいで快適なものだった

特に目的の無い散歩では、いろいろなものが目に入る

 

「なんだこの張り紙は」

「この家でっか!!! 敷地面積でっか!!!」

「すげーとこに花咲いてんな」

「燕、めっちゃ飛ぶ練習してる。うるさい」

「変な形の木!」

「こんなとこにカフェあったの?」

「ネコ~~~~~~~!!!! ネコちゃ~~~~~~~ん!!(逃げられる)」

 

歩くという行為は、本来目的では無い。手段だ。何処かへ行くために、歩くのだ

でも、今の自分は歩くこと自体が目的だ。これは、なんか、結構贅沢だし、楽しいぞ

 

喉が渇いたので、道中のコンビニでアイスカフェラテを買った。飲みながら歩くと、なんかより最高な気分だ

そんな風にぶらぶらと歩を進め、完全に自分の現在地わかんねーな、と思っていたところ、何やらほっそい道を発見した

悩んだけど、好奇心が勝って進んでみると、なんかめっちゃ道が森みたいになってきた。虫の羽音とかする。こわい

あ、これあかんやつかも、と思いつつ、進んだ。「悩んだら、面白そうな方に行く」のは僕の人生における信条である

このせいで怒られたり、失敗することはぶっちゃけあったのだが、そのことを後悔はしていない。身勝手な人間なのだ

半分森じゃん、みたいな道を進んでいくと、なんと鳥居が出てきて、さらに進むと神社があった

これはいよいよ異世界転生来るな

と思っていたところ、普通に遠くから見たことある神社だった。なんかすげー変なルートで辿り着いたみたいだ

お参りしたいけど、キャッシュレスの弊害で小銭ねーや、と思っていたところ、何故かキーケースのポケットに5円玉が1枚入っていた。なんかしらんがグッジョブ! お参りをしてみた

とはいえ、自分はぶっちゃけお願いしたいこととか、そういうのは無い。なんせ朝6時に起きて散歩してる自分は、全能だからである

でもお賽銭入れちゃったので、とりあえず「いつもありがとうございます」的なことを心の中で呟きつつ、帰路についた

ちなみに、正規のルートで戻ると、3人くらい老人とすれ違った。まだ6時やぞ? みんな、神社好きなのか??

でも確かに、朝の神社の凛とした空気感は、なんか良かった

神社にコソ泥みたいなルートで侵入してしまったので、帰りの鳥居をくぐる際は一礼してみたりした

怪しいものじゃないんだ。祟らないでくれ。頼む。まあ神様とかぶっちゃけあんま信じてないんだけどね

 

そんな帰り道、行きとは違うネコちゃんと遭遇した

毛並みのキレイな黒いネコ

昼寝をしていた。めっちゃ朝だけど

そっと近づくと、今度は逃げられなくて、撫でさせて貰えた

 

ごろごろ、にゃーん

 

か、かわいい!!! 神様ありがとう!!!!

 

おわりっ


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